white_prince’s diary

20代前半のひとりごと

14歳の傷

私の中学は地元の小学校のすぐ近くにあり、仲のいい小学校の友達が中学には多かったです。
同時に、小学校で同じクラスだった好きだった男の子もいました。
中学1年生の終わりの頃、告白をされ嬉しかったのを未だに覚えています。初めての彼氏。
その頃同じクラスになった女の子の中ですごく仲が良い子がいて、互いを“親友”と呼びあっていました。

2年になりその親友の女の子と彼氏は同じクラスになり、私は別のクラスになりました。

すると、その親友の女の子には別の彼氏がいたはずですが、私の彼氏と2人でデートをしているのを見たという噂を聞いたり、2人が手を繋いで一緒に帰る姿を見たりして、いわゆる“浮気”をされたところを見てしまった。
ショックでした。仲良い友達と好きな彼、2人から同時に裏切られ、精神的に病みました。

その周りの友達からも、”メンヘラ”などと陰口を言われ距離を置かれるようになりました。
仲良かったはずの友達や彼氏だと思っていた人からも酷い悪口を相当言われていたようです。

その2人は先生や学校のみんなからは好かれていて、先生達も向こうの味方で私の話なんか聞いてくれませんでした。

中2の終わり、14歳、
私は教室のある階に上がることさえしんどくなり、1階の保健室に逃げ込みましたが、「保健室は怪我や具合の悪い人しか入っちゃダメ」と追い出されました。



学校には居場所がなかったのです。



その時にスマホで調べたうつ病チェックはうつ病の可能性が高いと書いてあったのを覚えています。
今思えばもうあの頃からうつだったのです。

中学3年になる前に親にわがままを言い、転校できないか頼みました。
ちょうどその頃、父が単身赴任で地方に住んでいたので、遠くの父の家に私だけ引越し、近くの学校に転校が出来ました。


でもね、
その学校にはもっと酷いいじめがあり、私が転校する直前にいじめが原因で自さつをした生徒がいたんだって。(あとから聞いた話。)
何も知らない私はその穴埋めとして空いた席に座った。(その子が座っていた席)
その教室、よく見るとシネなど酷い悪口をマッキーペンか油性のペンで書かれている机やロッカーがあったんです。
東京の陰湿ないじめとは違い、マンガみたいないじめを初めて見て声が出ませんでした。この学校やばい、そう思った時にはもう遅かったです。

学校の敷地はすごく広く、先生の視界に入らない場所がいくつかあることがわかりました。例えば校舎裏の駐車場とか。
ある日の放課後、図書室に本を返し終わって廊下を歩いていると窓から見えたのは、駐車場で数人に服を脱がされている生徒の姿でした。
あの学校ではそういういじめが日常茶飯事で
教頭達も見て見ぬふりをしていたのです。

そのとき、私は気付かなかったけど、スマホをよく見たらクラスの子達のSNSに私のことと思われるような書き込みがあったのです。
ディズニーのグッズカバンにつけて都会人アピウザイ、田舎者見下してる、しねしねしね、等
こわかった。
前の学校のトラウマもあり、保健室には行けない、でもクラスに入るのも怖い。
そう思った私は学校に入ったあとに直ぐに帰っていました。

学校へ行けなくなった。

引きこもってたら、LINEが届いた。
転校してきて初めて話しかけてくれた女の子から
「やっと気付いたの?しねよwしねしねしね」
などのLINE。
その後、家のインターホンを鳴らしドアをドンドンと叩く音、ドアをガチャガチャと引く音
女の子たち数人の声が聞こえました。
担任がその子たちに私の住所を教えていたのです。


家にいてもSNSでもいじめられる。

父は仕事で日中はいない。
家に1人。家と学校の往復の世界しか知らない中学生。
どこにも居場所なんかなかった。



以上が

明るく元気だったはずの1人の人間が、
心に深い傷を負い精神的に不安定になり誰も信じられなくなり

不登校になり、引きこもりになった経緯です。